海外ファンドの動き
金価格が史上最高値を更新したことの影響もあり、海外ファンドの動きは高金利の資源国通貨買い、低金利の円を売る動きが強まった。
ドル円は輸出筋の売りをこなし、又週半ばのオプション絡みのドル売りで89円近くまで下押しが入ったものの、週後半の米金融機関決算内容を受け、91円台を回復。対ドルでのポンド、豪ドルは乱高下ながら、中長期的には上昇トレンドの入り口に差し掛かった模様。
材料と相場展望
今週は、米企業の好決算から世界的な景気回復期待が高まり、リスク許容度の高まった海外ファンド筋が高金利通貨買い、低金利の円売り姿勢を強めることが考えられる。
この場合のドル円の上値メドとしては93円とする見方が大勢を占める。ただ不透明要因としては、日米欧そろって直面している財政悪化の問題がある。
特に米財政赤字は前年度の3.1倍にもあたる1兆ドルを越しており、ドル信認低下につながりかねない。
日欧共に財政悪化問題を抱えており、市場の反応度合いにより乱高下要因となり得る。
注目される主な予定
各国の指標もさることながら、米主要企業の7〜9月期決算がピークを迎え、米株式市場を動かす最大の要因となりそう。
ボーイング、マイクロソフトなどダウ30銘柄のうち11社が発表予定。
経済指標では
- 20日(火)住宅着工件数 市場予想は前月比2%増の61万件。
- 23日(金)中古住宅販売 市場予想は前月比4.9%増の535万件
が押さえどころ。
その他21日(水)未明発表の米FRB地区連銀経済報告(ベージュブック)で各地区の経済の温度差が確認された場合には、米金融緩和解除が遠のくとの連想でドル売りが強まる可能性もあり注意。
米ドル/円 日足
